ICS AMERICA カウンセラー Ms. 鬼沢の
『NY発・・・おもしろコラム』(No.21) 2004.03.21
面白コラム・NY発 News・留学知って得する情報
■NY発News ・邦人数4年連続で増加 ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの大都市圏に住む日本人の数が 総数で6万2279人と4年連続で増加している事が、NY日本総領事館の調べて 明らかになった。NY総領事館が管轄する東部8州2特別区全体で見た、民間企業、 報道機関、政府機関で働く駐在員は総数で5万4952人で前年比164人増加 し,永住者は1万9576人で489人増加。2001年の同時多発テロ以降、 日系企業の撤退などが相次ぎ、今回の調査でも民間企業駐在員と留学生は未だ 前年比で減少しているが、自由業関係者と永住者の増加数が、民間企業駐在員 の減少幅を上回っている.民間企業勤務者76人減、報道関係者は57人増加、 政府関係者者が23人増加。自由業が275人増え、留学生は100人減少した。 ・不法移民にも合法の道 大統領が一時就労プログラム提案 ブッシュ大統領は米国内に滞在する不法移民も含め、外国人が短期で働く事の 出来る一時就労プログラム(テンポラリー・ワーキング・プログラム)を提案 した。雇用の約束条件は、すでに雇用されている、あるいは雇用が約束されて いる人は3年間働け、更新も可能。ただし雇用されなくなった場合や法を犯した 場合は、すぐに帰国をしなければならない。一旦合法就労がスタートすれば。 永住権の申請は資格があれば可能になるが、条件を満たさないと必ず取得出来る とは限らない。又、雇用者がアメリカ人労働者を十分調達出来ない為に外国人 労働者を雇うという事が条件付けられている。 ・米国出入国時の指紋採取開始 米国政府は1月5日から査証(ビザ)を所持して米国に渡航する外国人に対し、 出入国手続時に指紋のスキャンや顔写真の撮影などを全米115の国際空港と 14の港で実施している。このシステムは「US・VISIT プログラム」と呼ばれ、 対象となるのは査証(ビザ)を使用して米国に入国、または出国する者。入国時 には、入国審査カウンターで、両手人差し指の指紋のスキャンと、デジタル カメラによる顔写真の撮影が行われ、これからの情報は、データベースと照合 され、入国許可の判断に利用される。15秒くらいで終了するが、その後も米国 に入国する都度、同様の手続が必要となる。尚査証(ビザ)免除プログラムで、 90日以内の観光などのために査証無しで入国する人に対しては、現在の所 対象外になっている。 ・音楽の殿堂、ボトムライン閉店 ニューヨークのグリニッチビレッジの老舗のナイトクラブ「ボトムライン」が 1月22日で閉店した。1974年にオ−プンしたボトムラインは、故マイケル ・デイビスやブルース・スプリングスティーン、ルー・リードやジョアン・ ジルベルトなど著明ミュージシャンが演奏したニューヨークを代表するナイト クラブで、全盛期は400席の会場はソルドアウト、立ち見がが出るほど混雑 していた。日本のミュージシャンの渡辺貞夫もコンサートを行った場所でもある。 しかしテロ以降、徐々に集客数が減り、営業不振が続き、ビルのオーナーである ニューヨーク大学への家賃停滞で立ち退きになった。ブルース・スプリングス ティーンやラジオ局が支援したが、営業を停止し、さよならコンサートもなく、 老舗ナイトクラブとしては寂しい幕引きになった。 ・肥満を助長する食生活 全米の4歳から19歳の子供の3分の1が、毎日ファーストフードを食べ、肥満 の原因を高めている事が発表された。ボストン小児病院の肥満専門医、デービット ・ルドウィッグ医師らが、全米の子供6000人を対象に行った調査で、ファー ストフードが子供の肥満度を高めている事実を裏付けした。同医師の研究による と、子供のファーストフード消費量は1970年代から5倍に増加。消費量が 最も多いのは、人種に関わらず米南部の高収入所得者の子供で、最も少ないのは 米西部の郊外に住む4歳から8歳のピスパニック系だという。ファーストフード の高カロリーは一般的に知られているが、毎日ファーストフードを食べると 1日に187カロリー余分に摂取する事になり、年間約6ポンドも余計に体重 が増えると言う。昨年、米国政府機関がまとめた子供の健康に関するレポート では、太り過ぎと見られる6歳から18歳の子供は、10年前の6%から15 %に増加しており、子供の肥満は米国の社会問題になりつつある。 ・8割以上が、「牛肉は安全」 狂牛病パニック起こらず アメリカで昨年12月に牛海綿状脳症に感染した牛が見つかった事に関連して、 このほど家畜業者団体ナショナル・キャトルメンズ・ビーフ・アソシエーション が行ったアンケート調査で89%が「牛肉は安全」だと回答し、スーパーなど での買い物も通常と変わらないなど、日本で狂牛病感染が見つかった時のような 消費者の狂牛病パニックは米国内では思っていない。発表直後は1部の地域で 牛肉リコールが行われ、関連業種の株が1時下がるなどの影響も出たが、ハンバ ーガーとステーキに代表されるように、牛肉は多くのアメリカ人の食生活に欠か せない食材になっており、余程のことがない限り突然に牛肉離れが起こる可能性 は少ないと見られる。 ・タクシー料金26%値上げ ニューヨークのタクシー料金が早ければ4月にも値上げされる。料金値上げは 96年3月以来年振り。初乗りが2ドルから2ドル50銭とに値上げ。5分の1 マイル毎に加算されたメーターは30銭とから40セントになる。そして深夜 料金が廃止され、その変わりに午後4時から8時までのラッシュアワー料金と して新たに1ドル加算される。 ■ICSアメリカ 留学部門からの”知って得する留学情報” アメリカの大学の学年と単位、学期、編入・転校、学位、成績評価について ・学年と単位 アメリカの大学は学年制ではなく、単位制を取り入れております。ですので 日本のような明確な学年の設定はありません。取得した単位数により各学生の 学年が示されます。32単位以下取得の学生はフレッシュマン(Freshman)と 呼ばれ、日本の大学1年生にあたります。64単位以下はソフモア(Sophomore), 96単位以下がジュニア(Junior)、128単位以下の学生がシニア(Senior)と なります。単位制ですから日本ような留年という制度もありません。必要と される科目と単位数を満たせば卒業になります。1学期(1セメスターSemester) に取得出来る単位数に制限はありませんが、16〜18単位が一般的で、余裕が あればそれ以上取得する事も出来ます。この為に1学期毎に多めの単位を取得し、 サマーコースも受講すれば、4年かからずに卒業する事も可能です。学生ビザ (Fビザ)の場合は最低12単位を取得しなければならず、12単位に満たない と学校から警告が来ます。 ・学期 学期制は1年を2期に分けるセメスター制を取っている大学が多く、授業は学期 単位の9月からのFall Semester)と、1,2月からのSpring Semesterで受け ます。6〜9月にかけては夏休みになり、殆どの大学はSummer Sessionを設け ています。大学によっては年3学期制のトライセメスター(Tri-Semester)、 4学期制のクオーター(Quarter)を取っている学校もあります。 ・編入・転校 大学は各自の能力や希望にとり選択をしますが、自分の必要に合わせて編入や 転校(Transfer)をする学生も多いです。例えばコミュニティーカレッジ (日本の短大)で一般教養課程を修了後、4年生に編入する事も出来ます。 学校間での連盟の学校であれば取得した単位の転位も認められ、転校もスムーズ にいきます。将来に学校を移る予定があるならば、入学時に調べておく必要が あります。 ・学位 大学の学部課程を修了すると学士号(Bachelor)を貰えます。学士号の代表的な ものは、文系のBA(Bachelor of Arts)と理系、工学系、ビジネス系、看護・医学 系のBS(Bachelor of Science)があります。この他には音楽、アート、建築学など の専門分野では、BM(Bachelor of Music),BFA(Bachelor of Fine Arts),、 BArch(Bachelor of Architecture)といった各分野独自の学士号があります。 短大の場合も学部によっては、AAS(Associate in Applied Science)、AS (Associate in Science),AA(Associate in Arts)などの学士が取得出来ます。 ・成績評価 各大学の方針により様々ですが、一般的にはABCDFの5段階評価、もしくはA+,A- などのように細分化した評価になります。それぞれにポイントがあり、A-Excellent 4ポイント、B-Good 3ポイント、C-Satisfactory 2ポイント、D-Passing 1ポイント、F-Failure/Unsatisfactory オポイントになります。履修した全部 の成績評価平均点の事をGPA(Grade Point Average)と言い、これは成績表 (Letter Grade)のポイントから算出されます。学部を終了して学位を取得する には、通常GPAが2ポイント以上、大学院では3ポイント以上を必要とします。 それ以下の成績が続くと大学側から警告が来たり、場合によっては退学になり ます。 次回は大学機関の種類をお送り致します。ICS America 鬼沢寧子 Mail:icsamerica@gakuseijoho.com ICS AMERICA :http://www.gakuseijoho.com/ |
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