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ICS AMERICA カウンセラー Ms. 鬼沢の
『NY発・・・おもしろコラム』(No.27) 2005.05.15
面白コラム・NY発 News・留学知って得する情報

    
    
    
    ★New York 発 News
    
    ・ニューヨーク市の移民数
    
    ニューヨーク市都市計画局の統計結果で、ニューヨーク市で誕生した子供10人
    の内、6人は両親のどちらかが外国人である事が判った。2000年の国勢調査
    では、ニューヨーク市の人口は過去最高の約810万人で、その内の290万人
    は、同胞、不法滞在者を含めた外国からの移民となっている。市内最大の移民コ
    ミュニティーはドミニカ系で、次いで中国系、ジャマイカ系、ギアナ系、メキシ
    コ系になっている。特にメキシコ系の人口の伸びは大きく、この15年間で3万
    人から15万人になっている。アジア系では、主にグリンカード当選者増加の影
    響でバンクラディシュからの移民が急増している。アフリカ系人口では、3分の
    1を、アフリカやカリブ諸国からの外国生まれの人が占めている。
    
    
    ・NY州の消費者物価指数上昇
    
    米労働統計局の調査によると、2004年度のニューヨーク州の消費者物価指数
    は前年比3.8%増と上昇した。価格上昇の原因は、食料や燃料の価格上昇に伴
    うものとみられ、1990年以来最大の年間上昇率になった。特に都市部のスー
    パーマーケットで売られる生鮮食品価格の上昇幅が大きく、2003年12月か
    ら2004年12月までで、5.5%の値上がりになっている。国平均の生鮮食
    品価格上昇は2.5%です。レストランでの食事を含む食費全体の上昇率を見る
    と、国平均が2.7%に対し、ニューヨーク州は4.4%で、この上昇率は、シ
    カゴの1.6%に比べても際立って高い。燃料にかかるコストの上昇率は、国全
    体の平均16.6%よりは低く、14%に留まった。しかしガゾリン価格は州だ
    けで22.6%も上昇した。
    
    
    ・ニューヨーク市民は禁酒者が多い
    
    ニューヨーク市精神衛生保健局が市民のアルコール摂取頻度を調査した結果が発
    表された。それによると、市民の約50%が「酒を1滴も飲まない」と回答し
    た。30%が「適度に飲む」、15%が「過度に飲む」だった。過度に飲むと答
    えた人の割合は、男性が女性の2倍で年代別では45歳以下が一番多かった。収
    入別では、5万ドル以上が22%、2万5000ドルから5万ドル以下の人が1
    7%で、人種別では白人21%、ヒスパニック計5%、アフリカ系米国人が1
    1%だった。
     
    
    ・ニューヨーク市の乗用車所有者減少
    
    ビジネス誌「クウインズ」の調査によると、ニューヨーク市で乗用車を所有する
    人の数がこの3年で減少した事が判った。これによると、ニューヨーク市全体で
    2000年から2003年で5%の減少。ブルックリン区では12%も減少して
    いる。ニューヨーク市で車を所有するのに必要な経費は、保険代、ガソリン代、
    駐車代、修理代などを合わせると約13000ドル。これは2001年から比べ
    ると15%も上昇している。高額な保険代、ガソリンの高騰、駐車代の値上げ、
    路上駐車の際の罰金もコスト上昇の原因と見られる。因みに昨年ニューヨーク市
    警が発行した駐車違反のチケット総数は1000万枚以上と言われている。
    
    
    ・NY市民のオリンピック支持率
    
    国際オリンピック委員会(IOC)の調査で、ニューヨーク市民が2012年夏季オリン
    ピック誘致を支持する人が、候補5都市の内最も低い事が判った。ニューヨーク
    市民がオリンピック誘致を支持すると答えたのは全体の59%。反対に、市民の
    支持率が高かったのはマドリッドで91%、パリ85%、モスクワ77%、ロン
    ドン68%
    
    
    
    ★ICSアメリカ 留学部門からの ”知って得する留学情報”
    
    ・アメリカの公立中学校について
    
    アメリカの中学校は、日本のような全国共通の学年制でないために、6〜8年生
    を中学校としている所や、7〜9年生を中学校としている所など、地域によって
    異なります。小学校になるのか、中学校に通うかの確認は学区の教育委員会に問
    い合わせると判ります。名称もジュニアーハイスクール、もしくはミドルスクー
    ルなどと呼ばれています。
    中学校では生徒が様々な面で飛躍的に成長をする時期という事で、生徒が自分自
    身でカリキュラムを選択することや、自己管理、自己責任を持つと言う事に教育
    の重点を置いています。又アメリカの教育は個人を尊重する事を基本にしていま
    すので、生徒の能力に合わせた学校指導を行っております。そして日本のような
    クラス担任はおりません。生徒は授業毎に各教科の教室に移動し、教科によって
    クラスメートも変わります。ホームルームも学校により異なり1時間目授業前、
    もしくは下校前の10分間行う学校、全く行わない学校と様々です。
    
    
    ・カリキュラム
    
    教科の必須科目と選択科目があり、教科の選択肢が幅広くなっています。そして
    それぞれの授業の中で体験活動や調査、研究・発表、クラス討論などと、生徒の
    参加が多くあります。時間割は必須科目と選択科目を組み合わせ、1学期間同じ
    時間割で行い、教科によっては半学期で変わる事もあります。教科の選択法は学
    校や学年によって異なり、決められた時間枠の中で生徒が自分の学びたい科目を
    選ぶか、学校が決めた必須科目と選択科目を組み合わせた、いくつかのコースか
    ら選択をします。学年終了時までに次の学年の時間割を決めます。
    必須科目 英語、数学、理科、社会、体育、保健
    選択科目 音楽(音楽一般、合唱、バンド・オーケストラ、弦楽器、管楽器、
    ミュージカル)
         美術(木工、陶芸、機械加工、家庭科)
         英語(ドラマ、ジャーナリズム)
         外国語(フランス語、スペイン語)
         タイプ       などがあります。
    
    ESLの生徒の場合は、ESL授業の他に数学、理科、音楽、美術、体育の授業
    を受け、各教科担当教師、カンセラー、ESL教師が生徒の進度を見て、徐々に
    その他の主要科目を受けていくと方法を取っています。
    
    
    ・成績表
    
    絶対評価ですが、それぞれの教科担当教師により成績評価が行われます。評価の
    基準はテスト結果、授業への参加態度、リポートなどの宿題提出などが対象にな
    ります。一般には1学期に2回、学期末を学期途中に配布されます。
    A:優秀 B+/B:平均以上      C+ /C :普通  D:かろうじて合格   F:
    不合格
    
     
    ・課外活動
    
    アフタースクール・プログラムとも言われる、大きく分けると体育系のものと文
    化系のものになります。コンピューター、ドラマ、クッキングなどもあり殆ど有
    料になっています。アメリカでは学校終了後は即下校しなければなりません。下
    校後は校舎内に入る事は出来ませんので、アフタースクールの場合は許可証が必
    要になります。
    
    次回は公立高校についてです。
    
    2005.05.14
    
    ICS America 鬼沢寧子
    Mail:icsamerica@gakuseijoho.com
    ICS AMERICA :http://www.gakuseijoho.com/
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