「まるごとNY」トップページ


ICS AMERICA カウンセラー Ms. 鬼沢の
『NY発・・・おもしろコラム』(No.28) 2005.06.19
面白コラム・NY発 News・留学知って得する情報

    
    
    
    ★New York 発 News
     
    ねずみ駆除専門学校がニューヨーク市で開校
    
    ニューヨーク市議会予算審議会で、ニューヨーク市保健衛生局長のトーマス・フ
    リーダンさんが、ねずみ駆除専門家の為の専門学校「総合ベストマネージメン
    ト・コントロールアカデミー」を開校すると発表した。国の疾病対策センター
    (CDC)から3年間、60万ドルの援助を受けて設立されるもので、このよう
    な教育機関が設立されるのはニューヨークでは初めて。保健衛生局のねずみ駆除
    職員や調査員などが、世界的に有名なねずみ駆除専門家から講義を受ける。当初
    は市の職員が対象になるが、今後は一般のねずみ駆除業者からも生徒を募集する
    予定。
    
    アジア人4年生大学卒の高額給与
    
    調査で1昨年度の収入比較が発表された。全米で4年制大学を卒業したアジア女
    性と黒人女性が、同じ4年制大学を卒業した白人女性より収入が多い事が判っ
    た。又4年制大学を卒業している白人男性は、他のどの人種よりも高収入という
    事も明らかになった。統計によると2003年度4年制大学卒業白人女性の年間
    収入は、3万7千ドルに対して、アジア人女性は4万3千ドル、黒人女性は4万
    1千ドル、ヒスパニック女性は3万6千ドル。白人男性の平均年間収入は6万6
    千ドル、アジア人男性は5万2千ドル、ヒスパニック男性は4万9千ドル、黒人
    男性は4万5千ドルになっている。
    
    
    飲酒運転者の人身事故は厳罰
    
    ニューヨーク州議会は、飲酒運転で人身事故を起こした加害者に厳罰を処す法案
    を賛成多数で可決し、11月1日から施行される。法案は「バショーンズ法」と
    呼ばれ、昨年飲酒運転の車にひかれて亡くなったバショーン・アリーン君(11
    歳)の名にちなんだもの。現行法では飲酒運転者が歩行者を死亡させたり、けが
    を負わせた場合は軽犯罪となり、スピード違反や信号無視などの運転者の過失が
    なければ重罪とはみなされない。しかし「バシーンズ法」が適用されると、検察
    側がこれらの過失を証明しなくても、人身事故を起こした飲酒運転者に懲役最大
    7年が科せられるようになる。
    
    
    ニューヨーク市立大学(CUNY)に学生寮建設
    
    ニューヨーク市立大学、全18校内の1校、アッパーウェストサイドにあるシ
    ティカレッジ(トーマスエジソンの母校でもあります。)のキャンパス内に学生
    寮が建設される事が決まった。CUNYのキャンパス内に寮が建設されるのは、
    CUNYが創立されて158年間で初めて。寮の面積は18万平方フィート、1
    1階建てで、部屋数はスタジオから4ベットルームまでの合計164部屋。エア
    コン・キッチン付きで600人の生徒が入居出来る予定。共有スペースとして学
    生ラウンジ、フィットネスセンター、ランドリールーム、自販機なとが設けら
    れ、2006年秋学期完成予定。
    
    
    NY州のタバコ購入年齢制限
    
    ニューヨーク州はタバコを合法的に購入できる年齢を18歳から19歳に引き上
    げる法案が、近日州議会を通過する予定。
    
    
    米国新聞販売競争
    
    ABC(流通部数調査)調査で、初めて「ニューヨーク・ポスト」紙が「デー
    リー・ニュース」紙を平日の発売部数で抜いた事が判った。定価による販売部数
    は「ニューヨーク・ポスト」紙が62万6137部、「デーリー・ニュース」紙
    が61万6568部。米国内の新聞各紙は販売部数が伸び悩んでおり、トップ20
    紙のうち12紙は1.5%まで減少しており状況は厳しいが、その中でも依然
    トップ人気は「USA Today」紙、228万1831部、「ウォールストリー
    ト・ジャーナル」紙、207万498部、「ニューヨーク・タイムス」紙は、113万
    6433部。
    
    
    ★ICSアメリカ 留学部門からの”知って得する留学情報”
    
    アメリカの公立高校について
    
    
    アメリカの公立高校は、学区域内であれば無試験で入学出来ます。学校の運営費
    も国、州、コミュニティーの予算により運営されているので授業料はありませ
    ん。一部の学校では全市より選抜試験をして、特別教育を行っている学校もあり
    ますが、この場合は授業料を支払わなければなりません。学校の教育水準や設備
    は地域によって差があります。例えば高校卒業と同時に就職をする生徒が多い地
    域では、学校の教育方針も職業訓練に重点が置かれ、進学率の高い地域では、大
    学進学を前提とした教育内容になっています。地域の教育水準を判定する為に
    は、生徒の出席率、中退率、SAT(Scholastic Aptitude Test)の平均値と
    それを受けた生徒の割合、大学の進学率などが目安になっています。学年編成は
    学校区により異なりますが、日本の中学3年生から高校3年までの9〜12年生を
    高校としている所が多いです。
    
    
    カリキュラム
    
    高校での時間割は、中学と同様に必須科目と選択科目を組み合わせて、生徒それ
    ぞれが卒業条件を満たすように作成します。選択科目は広く内容も専門的になっ
    ています。大学進学希望者は、大学の要求する単位が、高校卒業必要単位を上
    回っているので、科目選択の時にはカンセラーに相談すると良いです。反対に高
    校卒業後に就職を希望している場合は、日本では学べないような職業訓練科目を
    履修することも出来、それを単位として認められるので、高校生活中に様々な経
    験が出来ます。又一度登録した科目を途中で止める場合は、教科担当教師、もし
    くはカンセラーに連絡をしないと懲戒の対象になります。

    特別なコースは、GAT教育(日本の大検にあたる授業)、オーナーズ・コース (Honors Course)成績優勝な生徒の為のコースで、9年生の生徒 が12年生の授業を取るという事があります。他にアドバンス・プレースメント・ コース(Advanced Placement Course)実力のある生 徒のために、大学レベルの教育を受ける事が出来、大学入学時には大学の単位と して認められます。ESLコース(英語力評価テストを受け、その結果で普通の 英語クラスになるか、ESLに入るかが決まります。ESL生徒は、社会や理科 もわかりやすい英語での授業を受けますが、一般授業と同様の単位は取得出来ま す。そして数学・体育・音楽・美術などのクラスは一般学生と同じ授業を受けま す。ESL生徒の普通授業参加は、ESL教師、カンセラー、各教科担当教師の 話し合いで決められます。日本の大学受験を希望される生徒は、最後の1年間は 普通英語クラスを受講しなければなりません。 成績表 成績表の配布は年4回で、生徒に手渡しか、郵送されます。 一般的にABCDFの5段階で、評価の基準は出席状況や授業態度、授業中の発 言、宿題の提出状況、小テストの点数、中間・期末テストなどを総合して判断さ れます。 A:優秀 B+/B:平均以上 C+ /C :普通 D:やや劣る、かろうじて 合格 F:不合格 GPA(Grade Point Average) GPAはそれぞれの科目の評価を点数化して、合計点を科目で割って算出されす 成績の平均点です。 A−4点、B−3点、C−2点、D−1点で計算され、多くの大学で主要科目のG PAを入学審査の対象としています。 高校卒業の条件 高校を卒業するには必須科目をすべて合格点で履修し、必要単位を満たしていな ければなりません。必要とされる科目や単位、時間数や単位の数え方などは州や 学区により異なります。一般的には英語を4年間、数学を3〜4年間、社会を3年間 履修する事を義務つけている所が多いです。ニューヨーク州に場合は、最低20単 位を修得し、7学期間の体育を履修する事が卒業条件になっています。1単位は通 常、週4回のクラスを1年間受ける事で取得します。 卒業資格試験 各学区が決める必須科目と単位数を取得し、州が定める卒業試験に合格しなけれ ばなりません。 アメリカの高校は、卒業に必要な条件さえ満たせば在学年度に関係なく卒業が認 められます。落とした単位をサマースクールで取り直したり、単位を取得したり と活用して卒業を早める生徒もいます。 次回は高校から大学受験についてです。 2005.06.19

    ******************************************
    ICS America 鬼沢寧子
    Mail:icsamerica@gakuseijoho.com
    ICS AMERICA :http://www.gakuseijoho.com/
    ******************************************
上に戻る



提供情報の正確性・客観性については責任を負いません。予めご了承ください。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、(株)no borderお問合せフォームからお願いします。


運営&Copyright no border inc. since 1996
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。
「まるごとNY」 
トップページへ
書・木村怜由

NYの医療費も調査。
ニューヨーク旅行ならこの年会費海外旅行保険クレジットカード特集

ニューヨーク関連広告