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ICS AMERICA カウンセラー Ms. 鬼沢の
『NY発・・・おもしろコラム』(No.29) 2005.07.23
面白コラム・NY発 News・留学知って得する情報

    
    ★New York 発 News
     
    ・上昇する結婚費用
    
    「ブライド」誌を発行するフェアチャイルド・ブライダルグループが全米1131人
    を対象に調査を実施した所、全結婚費用を負担する花嫁側の親は25%であるこ
    とが判った。結婚にかかる費用の平均金額は年々上昇し、2万6327ドルに上る。
    婚約指輪費用は39%上昇し、2982ドルから4146ドル、ビデオ撮影は費用は103%
    上昇し、1263ドルから2570ドル、ブーケ費用は45%上昇し、775ドルから1121ド
    ル、リムジン車費用は37%上昇、427ドルから586ドルになった。
    
    
    ・医療目的のマリファナの使用禁止
    
    米連邦最高裁は、医療目的で州がマリファナの使用を合法化していても、連邦政
    府がその使用と所持を禁止できるという判決を賛成6、反対3で下した。マリ
    ファナは鎮痛剤として現在、カリフォルニア、ネバタ、ハワイ、アリゾナ、アラ
    スカ、ワシントン、メイン州など、全米10州で使用が認められている。カリフォ
    ルニア州では1996年から医師が認めれば患者がマリファナを栽培し、使用する事
    を法律で認めている。しかし今回の連邦最高裁の決定では、マリファナ使用は連
    邦法である規制薬物法に違反し、州もこれに従わなければならない。これにより
    医療目的でマリファナを使用している患者と連邦政府との間に論争が起きそう
    だ。
    
    
    ・MTAが新規定、地下鉄内のコーヒー禁止?
    
    MTA(メトロポリタン交通局)トランジット委員会は6月26日に地下鉄内の
    新規定を採用した。改定は1994年以来で、同案では、地下鉄内の椅子の上に
    足を乗せる事は違法、プラットフォームでの飲用は構わないが、コーヒー・ソー
    ダー類の、口が開いた容器を車内持込禁止に、車内では自転車持込禁止やスケー
    トボードに乗ったり、インラインスケートを着用してはいけない。車両間の移動
    も禁止。ローレンス・ロイター、ニューヨーク市交通局総裁によると、過去10
    年間で13人が車両間を移動中の事故で亡くなっており、117人が負傷してい
    ると言う。違法行為が見つかれば警官は違反チケットを発行する。罰金は25ド
    ルから100ドル。当初は駅構内の写真撮影禁止の提案も出されていたが、これ
    は却下になった。この新規定がMTAの評議会を通過すれば10月1日から正式
    に導入される。
    
    
    ・都市別生活費調査、ニューヨーク市は全米1位
    
    コンサルティング会社マーサ・ヒューマンリソース・コンサルティングの世界6
    大陸、144都市の住宅費、交通費、食費など200種類以上のコストを比較し
    た調査で、ニューヨーク市の生活コストは全米1位、世界で13位だった。米国
    だけで見ると、ニューヨーク市に続いて生活費が高いのはロサンゼルス、サンフ
    ランシスコ、シカゴ、ワシントンDCの順。同社では米ドルの価値が下がった影
    響で、世界の他都市に比べて、米国都市の順位が落ちたと言っている。世界規模
    で生活費が高いのは、東京、大阪、ロンドン、モスクワ、ソウルとの結果が出て
    いる。反対に生活費の最も安い都市はパラグアイのアスンシオンで、東京の3分
    の1。
    
    
    ・NY市民、2年間で喫煙者18万人減少
    
    ニューヨーク市保健精神衛生局が18歳以上の市民約1万人くぉ対象に毎年実施
    している健康調査の統計によると、ニューヨーク市民の喫煙者数が、2002年
    から2004年の間に18万8000人減少した事が、ニューヨーク市の調査で
    明らかになった。これによりたばこによる2次被害の数も2年間で35%減少、
    たばこが原因とみられる病死者も6万人減るという。2002年の喫煙者は成人
    全体で21.6%だったが、2003年は19.2%、2004年には18.
    4%。特にヘビースモーカーの数が少なくなり、1日11本以上たばこを吸って
    いる人は2002年から2004年の間に29%減少。性別で見ると、18歳か
    ら24歳の女性の喫煙者が40.5%と最も減少率が高かった。区別で見ると、
    クインーズ区は23.1%減、ブロンクス区は18.7%減。反対に喫煙者が多
    いのはスタッテン島の29%。
    人種別で見ると、白人とヒスパニック系は年々減少しているが、アジア系は増加
    しており、2003年の喫煙率はアジア系人口の13.6%だったが、2004
    年は14.5%となっている。
    
    
    
    ★ICSアメリカ 留学部門からの”知って得する留学情報”
    
    ≪アメリカの公立高校から大学受験について≫
    
    一般的には、ジュニアー・ハイスクール、またはミドルスクールの最終年度に、
    保護者、生徒、先生の3者個人面談があり、大学の概略説明やハイスクールでの
    履修するコースを話し合う。生徒はハイスクールの9年から12年生までの4年
    間を通して大学受験に向けての準備をする。
    大学受験は、大学入学後に他の大学に編入することも多く、無理にレベル以上の
    大学をねらう生徒は少なく、各自の能力に合った大学に入学するのが良いとされ
    ている。
    学校により、「College Fair」と言って、10月から11月位に大
    学のアドミッション・オフィスが各高校に出向き、応募要項を配布したり、学校
    の説明をする行事があり、様々な質問に答えてくれる。学校のニュースレターに
    も大学についての情報が出るので、参考にされたら良いと思います。
    
    大学の入学条件
    アメリカの大学は成績だけで合否を決定することはなく、様々な要素を入学審査
    の基準としています。各大学が要求している必要単位取得数の中でも、特に重要
    視されるのは、一般教養科目の英語、数学、科学、社会、外国語の取得数です。
    審査対象は、高校で取得したコースの内容の質、コースのレベル(上級、初級
    等)、各教科の成績平均点(GPA),大学進学標準テスト(SAT,ACT,
    ACH等)の成績、課外活動、学校内や学校外でのボランティア活動への参加状
    況、特別な才能、エッセイ、教師、ディーンからの推薦状の内容、スポーツ活動
    や優等生として与えられた賞の種類と数、申請内容と面接時の態度等によります
    が、大学により重点の置き方は様々で、いろいろな角度から合否の決定がされま
    す。その中でもエッセイは重要で、申請時には入学願書と一緒に、専攻したい学
    科や自分の才能や経験などについてのエッセイを提出する事が要求されます。そ
    の為に高校では11年生の頃よりエッセイの書き方を指導しています。これを基
    に学校側は各生徒の推薦状を書く際の資料にしています。生徒が申請した大学に
    は、教師、ディーンのリポートや推薦状が別途で大学に直接郵送され、その中に
    は成績表の説明や生徒の性格、長所・短所、学校生活等について書かれていま
    す。
    
    アメリカでは日本のように各大学が個別に試験問題を作成する事はなく、民間の
    テスト会社が全米で同時に実施する大学進学標準テストを、生徒が各自で高校在
    学中に受け、そのスコアを志望大学に提出するシステムになっています。
    
    SAT(Schlastic Aptitude Test)
    アメリカのCollege Boardが作成し、ETSが実施をしている。 
    アメリカやカナダの大学への進学予定者を対象に行われるテストで10年生から
    受験できる。何度受験をしても構わないが、結果はすべて入学申請大学へ報告さ
    れる。
    
    *試験日と会場
     期間は10月から6月までで、通常土曜日の午前中に公立高校で実施される。
    
    *テストの内容
     英語と数学の基礎学力を判定するもので、Verbal Section
     (英語の語彙、反意語や類推、読解などに関する言語適正テスト)、
     Mathematical Section
     (計算,代数、幾何の数学適正テスト)、
     TSWE(Test of Standard Writing 
      English、文法や文の構成、適切な単語の選択能力などを判定するテスト)
     英語と数学は各800点満点で、SAT受験を義務つけている大学の多くが、
      合計1000点以上を要求している。
     英語はレベルが高い為に、留学生の場合は数学を重視し、英語はTOEFLの
      スコアで評価する大学も多い。
    
    TOEFL(Test of English as aForeigh 
    Language)
    アメリカ、カナダの大学に入学希望の外国人を対象に行うテスト。大学の授業を
    受ける為の英語力があるかどうかを評価する。アメリカのテスト会社(Educ
    ational Testing Service)が作成、実施している。
    アメリカの高校を卒業し、英語に不自由しない場合でもTOEFLのスコアを要
    求する大学もある。
    テストスコアは、ETSがさ移転後、受験者の消防大学に直接送付される。月1
    回、何度でも受験出来るので、一番良い成績を志望校に提出出来る。

    *テスト内容  Section 1 (Listening Comprehension) 聴解力  Section 2 (Structure and WritenExpression)文法力  Section 3 (Vocabulary & Reading Comprehension) 語彙力、読解力  問題集などを用いてテスト傾向になれておくほうが得策です。 次回は大学受験の手続きについてです。 2005.07.23

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    ICS America 鬼沢寧子
    Mail:icsamerica@gakuseijoho.com
    ICS AMERICA :http://www.gakuseijoho.com/
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