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ICS AMERICA カウンセラー Ms. 鬼沢の
『NY発・・・おもしろコラム』(No.30) 2005.08.26
面白コラム・NY発 News・留学知って得する情報

    
    
    ★New York 発 News
    
    ・処方箋なしで避妊薬購入可能
    
    ニューヨーク州上院は、「モーニング・アフター・ピル」を呼ばれる緊急事後避
    妊薬を医師の処方箋なしで購入できる法案を、賛成34、反対27で可決させ
    た。州知事の署名で成立する。モーニング・アフター・ピルは、交渉後72時間
    以内に服用すると妊娠を防ぐことが出来る。成功率は89%と言われているが、
    米食品医薬品局(FDA)は2004年に市販を却下しており、現行の州法では
    医師の診断と処方箋が必要となっている。しかし今後は処方箋なしで薬剤師や看
    護婦が患者に同避妊薬を渡す事が可能になり、親の監督なしでも、年齢に関わら
    ずに入手することが出来る。同法案反対派は、中絶に等しいとして反対をしてい
    るが、賛成派は、望まない妊娠を防ぐ効果を認めている。
    
    
    ・TOEFL試験の変更
    
    海外留学の為の英語学力検定試験、TOEFLを運営しているETS(エデュ
    ケーショナル・テスティング サービス)は9月24日から米国国内で新しくイ
    ンターネットを期軸とした試験(IBT)を導入する。日本では2006年に導入さ
    れる予定。テスト時間は4時間に延長され、コミュニケーション能力を測る事に
    焦点が置かれ、読む・聞く・書く・話すという技能も各1つずつではなく4つす
    べてを効果的に組み合わせる総合的な能力も要求される。又全体を通してメモを
    取ることも許可される。
    変更点は、スピーキングは20分間。正確に自分の意見を述べる設問が2問。読ん
    で話す・読んで聞いて話すという複合能力が問われる設問が4問出題される。受
    験者はヘッドホーンをつけてマイクに向かって答えを述べる。コンピューターに
    記録されオンラインで採点者に届いた回答は、6つの各設問毎に0〜4ポイント
    のグレードが付けられ、セクションのスコアが決定する。
    リスニングは、現行の60分から90分と長くなり、より自然で実用的な会話や講義
    の理解力が問われる。中には米国以外の英語圏人での話者による講義も出題され
    る予定。話者の心情や態度、目的を問う設問も出される。スコアーは30点満点。
    リーディングは、3つから5つの文章の理解を問われる。従来の倍の文量で、1
    つ1つの文章が700字程度となり、情報分類、表や要約文の穴埋めなどの新しい
    問題が加わる。スコアーは30点満点。
    ライティングは、20分間読んで、聞いた質問に答える設問と30分間で1つのト
    ピックスについて意見を述べる設問。グレードは現行同様の0〜5ポイントでさ
    れる。
    総合スコアーは0〜120点で、受験後15日位でスコアーが郵送配達されるが、今後
    はオンラインで確認出来るようになる。
    料金は$140、受験予約は電話、オンライン、封書で出来るが、受験可能日が
    限られてくる。
    
    
    ・離婚率が減少傾向
    
    離婚が多いとされいた米国の離婚率が、ここ20年で減少している事が、ラトガー
    ズ大学研究所「全米結婚プロジェクト」が行った調査で判明した。同調査は、米
    国勢調査などのデーターを基にまとめられた。これによると、離婚する女性の割
    合が1960年は1000人中9人、1980年は1000人中22人に増加し
    ていたが、2004年は1000人中18人と減少している。結婚せずに同性し
    ているカップルは1960年は43万組、2004年は500万組に急増してい
    る。離婚率が減少した経緯には、結婚しないカップルが増えているからとの見方
    もある。
    
    
    ・NY市無料禁煙パッチ
    
    ニューヨーク市保健衛生局が実施している禁煙パッチの無料配布プログラムに応
    募者が殺到している。市の調べによると市内でパッチをオーダーした人が最も多
    かったのは、ブルックリン区で、全体の28%、クイーンズ区26%、マンハッ
    タンとブロンクス区で16%だった。ニューヨーク市内で最も喫煙者が多いス
    タッテン島の住民は13%。このプログラムに製造業大手ファイザー社が提供し
    た禁煙パッチの数は4万5000キット。
    
    
    ・ニューヨーク産ワイン 州外からも注文可能
    
    ニューヨーク最高裁判所が、同州内のワイナリーに対して、州外からのメール
    オーダー、インターネットによるワイン販売を許可する判決を出した。法律が緩
    和されたのは禁酒法時代以来の事で、判事は、州外への販売を禁ずるのはビジネ
    ス上の差別とした。他州からのワイン取り寄せを禁じているのは、ニューヨーク
    州を含め全米24州。この判決により同州ロングアイランドワイン評議会は、
    「この判決により他州が法律を見直す事になれば、全米の人がニューヨークのワ
    インを楽しむ事が出来る」とコメントをしている。今後は全米どこからでもワイ
    ン購入が可能になる。
    
    
    ・住宅費6年間で76%増加
    
    全米住宅評議会(NHC)が発表した調査によると、収入の半分以上を住宅費に
    使っている家庭は過去6年間で76%増加し、約420万世帯に上がっているこ
    とが明らかになった。住宅高騰により、多くの人がマイホーム購入場所を郊外に
    移しているが、依然として収入に対する住宅費の割合は高く、家計を圧迫してい
    る。通常、持ち家、賃貸とも住宅ローンやレントなどの住宅費が収入に占める割
    合は3割以下というのが目安だが、2001年から2003年までに全米平均住
    宅中間価格が11%増加したのに対し、平均収入の増加率は4%。住宅高騰が続
    いている大都市では、教師、警官、消防士など、住民生活の基本サービスに携
    わっている人々が地区内に住めない現状になっている。
    
    
    ・健康保険無し2000万人
    
    ロバート・ウッド・ジョンソン財団が米疾病対策予防センター(CDC)のデー
    ターを基に調査した結果、働いている成人の約2000万人が健康保険を持って
    いないことが判った。殆どの州で少なくても10%の勤労者が健康保険がない状
    況。従業員の健康保険は雇用主の選択である為に、小企業に勤務する労働者はフ
    ルタイムで働いていても健康保険のない人が少なくない。パートタイム労働者も
    多くが健康保険を持っていない。全米50州の内8州で勤労者の20%が無保険
    だった。未加入率が高かったのはテキサス州27%、次いでニューメキシコ州、
    ルイジアナ州、フロリダ州、モンタナ州、オクラホマ州、ネバダ州、アーカン
    ソー州になっている。反対に未加入数が低かったのは、ミネソタ州の7%、次い
    でデラウエア州、ハワイ州、ワシントンDCなどで未加入率が10%以下になっ
    ている。
    
    
    ・健康生活スタイル4原則
    
    医学誌アーカイブス・オブ・インターナル・メディスンに、ミシガン州立大学マ
    シュー・リーブス博士をリーダとする研究チームが15万3000人の成人を対
    象に調査したデータが発表された。それによると、健康的なライフスタイルを
    保っているのは成人のわずか3%。健康なライフスタイルとは喫煙しない。健康
    的な食事をする。運動をする。適切な体重を維持しているの4原則。具体的には
    毎日少なくても5種類の野菜、フルーツを食べる事、少なくても30分以上の運
    動を週5回以上行う事、適切な体重は肥満の度合いを数値化したBMI(体重を
    身長の2乗で割る)が18.5から25の間である事になっている。調査の結果
    は、喫煙しないは76%と4分の3が合格、適切な体重維持も40%が基準を満
    たしていた。しかし健康的な食事は23%、定期的な運動は22%と、4人に1
    人以下しか生活習慣に取り入れていず、4原則を全て満たした割合は3%となっ
    た。忙しい生活の中ではファーストフードに頼る傾向があり、肥満でなければ食
    生活を見直したり、運動したりする必要性はないといった認識もあるようだと分
    析している。
    
    
    
    ★ICSアメリカ 留学部門からの”知って得する留学情報”

    大学受験の手続きについて 大学の入学願書を入手するには、各大学の事務局に電話、手紙、E−mailで 送付を申し込む。もしくは、新学期始めに、各高校で催される「College  Fair」でも用意されています。願書を入手したら、必要事項を記入し、他 の必要書類と一緒に郵送します。 必要書類は各大学により違いますが、 1、入学願書(Application Form) 2、財政能力証明書(Statement of Financial Support) 3、健康診断書(Health Certificate) 4、申請料(Application Fee) 5、エッセイ(Essay) 6、推薦状(Recommendation Form) 7、卒業証明書(Graduate Certificate) 8、成績証明書(Transcript Record) 10、テストスコアー(Test Score) 願書受付の締切日 9月からの入学を希望されるには、一般的には前年の11月末、もしくは12月 中旬になっていますが、大学により特定の締切日がないところもあり、定員にな り次第に締切る大学もあります。各自の志望大学について事前に調べた方が良い です。各大学が要求しているテストスコアーも、願書締切りに合わせて結果が出 るように手続きをしていかないと、入学審査が遅くなったり、不利になる事もあ るので注意してください。 願書の中に記入する希望の合否の欄の注意 1、Regular Decision   各大学が定めた締切日に合わせて、合否の決定はそれ以降に行われる。 2、Early Decision   大学に入学許可が出たら、受験者は必ず、その大学に入学すると契約をして 申請する事で、成績優秀な生徒が一般の   申請者よりも早く申請、合否の決定がされる。申請するには、その大学が第 一志望であること、成績優秀であるこ   と、高校から推薦されている事などの条件がある。通常は11月1日位が締 切日で12月中旬には通知を受け取る。   通知を受け取るまでは他大学に申請は出来ないが、不合格の時には一般受験 者と共に再審査をされる。又は他大学へ   の申込みも出来る。 3、Early Action   手続き方法はEarly Decisionと同様ですが、違うのは入学許 可が出ても、他の大学への申請が出来る   事です。 4、Rolling Admission   多くの大学が採用していますが、締切日前であればいつでも申請出来、各大 学は願書を受け取った時点で審査を行   います。 入学許可の通知 通常は2月から入学通知の発送が始まります。通知が遅いと思われる時には、申 請書類が不備で審査が遅れているという事もありますので、申請をした大学に連 絡をして確認をした方が良いです。入学許可が届いたら、早めに入学希望の有無 を大学に伝えます。入学を決めたら、大学から入学に必要な書類が送られてきま すので、必要事項を記入して手続きを進めて下さい。どの大学にも必ず必要な書 類は、予防接種の記録です。事前に手配されておかれたら良いと思います。 次回は幼児教育についてになります。

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    ICS America 鬼沢寧子
    Mail:icsamerica@gakuseijoho.com
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