ニューヨークの街角から
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Off Off New York Tours, Mr. 川島 の 『素顔のニューヨーク』 No.37 2004.11.26
『狂牛病などなんのその』
アメリカ精神?の自分は大丈夫というような楽観的精神で麻痺しているのかもしれ ない。食べ物だけに限らず、こちらは日本のような品質重視とはいかない。もちろ ん有機野菜しか食べないといういうような熱狂的な健康管理信者もいるが・・・。 最近はちょっとした小さな公園スペースで有機野菜のマーケットが増えてきた。 しかし形は悪いし、料金が高い。どうしてもこちらに住んでいると質よりも価格と いうことに目がいってしまう。私は時間があれば、チャイナタウンに野菜、果物、 魚を買い出しに行く。チャイナタウンはさすが中国文化を継承していて、食品が安 いし、豊富である。鍋をするという時には、行かねばならぬ。 街中のスーパーの食品はというと、もう傷んだ物も平気で置いてあるし、ほうれん 草の中にまで土が付いている時もある。キュウリやリンゴは見栄えを良くするため に、ロウが塗ってあったりして、頭を痛めたこともあるが、慣れというものは恐ろ しく、最近は平気になってしまった。 アメリカの農業は大規模なので、セスナやヘリコプターから農薬をまき、またその 量が半端でないようだ。映画「地獄の黙示録」のワグナーの曲に乗って爆撃する シーンを思い出してしまう。リンゴなど皮をむいても農薬が中までしみいっている などと聞いたことがある。リンゴに白い粉がついたまま売られたりしているので、 大丈夫かなとも思ったりする。オレンジなどもこちらでは収穫後に傷みを遅らせる ために農薬を散布するというので、そんなことを気にしていたら、食事ができなく なり、拒食症にでもなってしまうだろう。 ということで今日も吉野家の牛丼を楽しむ私です。
川島裕次 |
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