ニューヨークの街角から
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Off Off New York Tours, Mr. 川島 の 『素顔のニューヨーク』 No.47 2005.07.25
『ニューヨークの地下鉄システム』
張り紙を信じて、構内を歩いて、J路線のホームへ。車両放送ではプロスペクト ・パークに行くと言っているが、デカルブ(Dekalb)・アベニュー駅で停まって 動かなくなった。次の駅に列車が停まっているので動けないということだが、 なかなか動かない。同じホームの隣にはB路線の列車が停まっていて、公園の 方向に行くので、乗り換えるが、この列車も動かない。駅の上がフラッシュブッ シュ・アベニューという公園の角のグランド・アーミー・プラザ駅にいく大通り だったので、地上に上がり、バスに乗り換える。 結局たどり着いたが、20分あれば行けるところが、1時間もかかった。 ニューヨークの地下鉄は平日昼間なら本数も多く、便利なのだが、深夜や週末 となると、この100年を超えた地下鉄システムは、管理の面や修復などで 機能が低下する。マンハッタンミッドタウン周辺ならたくさん路線があり、同じ ような路線を走っているので困ることはないが、マンハッタン郊外に出ると運休 や路線変更は地理に詳しくなければ、ちょっと心配になる。危険ということでは なく、目的地にたどり着けるのかという不安だ。 駅を出ても地理がわからないし、道路も網の目状でないので、外を歩くことも できずに、ただひたすら待つしかない。郊外に住む友人は深夜タイミングが悪い と30分以上待つことは多いという。マンハッタンに住んでいれば、便はよく、 困ることはないが、家賃の値上がりにより、契約切れのたびに多くの人が郊外 に移るざるを得ない悲しい現状。
川島裕次 |
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