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No.322002.12.07

『クリーニング店でのチョイス』


    クリーニング業というのはけっこうことばが必要でなくても起業可能ということで、 どこの国へいってもけっこう移民の人たちが経営しています。ニューヨークで、ク リーニング業というと韓国人が多いです。30年ほど前は中国人が多かったような記 憶ですが、ニューヨーク当たりではだんぜん韓国人が主です。なかにはインド人とい うところもあります。そして最近では下働きの人がヒスパニックということも。つま りラテン系の人ですね。彼らは最低賃金で働いていたりして、安い労働力とみなさ れ、最近では本当に底辺の仕事を担当しています。

    そんなクリーニング店で、Yシャツを出すときに必ず聞かれる事項があります。ハン ガーに下げますか?それともたたみますか?という質問。これは日本でも同じですよ ね。しかしちょっと違うところは、Yシャツをたたむように依頼すると、なんと箱に 入れて渡してくれることでした。まあ、簡単な箱ですが、それでもしわくちゃになら ないくらいしっかりした箱です。

    さらに、How would you like your starch? と聞かれます。これはどの程度「のり」 を利かせますか?という質問で、私はいつも light starch と答えています。

    だいたいYシャツは2ドル以下が相場。けれどもドライクリーニングのものといっ しょに出すと、なんとYシャツが98セントと1ドル以下になりますよというふれこみ を出しているお店がいたるところに見られます。

    しかし私はあるお店で顔見知りになり、おかげさまでドライクリーニングのものがな くても99セントでYシャツを洗濯してくれています。ラッキー!やっぱり人と人と のつながりは心ですよね。

    ノーラ・コーリ
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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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