No.39 ･ 2003.03.16
『Stew Leonards』
そしてある日、慎重に慎重に地図とにらめっこをしながらやっとついたそのStew Leonards. なんとそこに通じる新しい道は州のハイウェイから降りてすぐ、 Stew Leonards 通 りと名前までつけちゃったほど。丘の上を上がっていくと大きなサイロがあって、建 物がで~~んとまたあって、さらに駐車場は車でいっぱいでした。 まあ、入ってみてびっくり、びっくりの連続。なるほど、これがSarahのいう、ま あ、一度言って見ないとという意味がよくわかりました。これは、アメリカにしかな いという印象でした。まず何もかも比較的安い。しかもすごく安いものもある。しか し２つでいくら、あるいは３つでいくら、あるいは５つでいくらとbulk で（まとめ て）買うと本当にお得なのである。そのため、やはり家族が大きくないとちょっとそ の甲斐はないかもしれない。ブルーベリーも２パックでいくら、ピザも３つで10ドル といった調子である。新鮮さも見逃せない。 子ども達が喜びそうなものは試食以外に週末に登場する人間が入ったぬいぐるみであ る。私が訪れた時は牛が店内を歩きまわって子ども達とたわむれていた。さらにレジ の長い列に立っている時に飽きないように天井近くを列車が走っている。店のある コーナーには陳列した食料棚の上に動くぬいぐるみが歌を歌ったり、ギターなどを奏 でている。上を見て歩いているだけでも新しい発見があり、楽しめる。 さらにStew Leonards のいいところは試食がたくさんできることであろう。入り口の 所ではポークをマリネートしたものをローストしていてそれを３センチ四方のさいこ ろ状にしてようじでさして試食できるようにしてあった。さらに中に入るとベーカ リーのコーナーではクッキーの試食があった。日本なら丸いクッキーをさらに４等分 くらいするであろう。しかしここではクッキーの入った販売用のパックをあけてその ままの形でひとり一枚試食できる気前よさ。これってうれしいですね。感激ですね。 もうお昼なんてこの試食だけでおなかいっぱいになりそう。さらにサンドイッチの コーナーではパンにハムとチーズ。パンのコーナーではバスケットにいかにも手でち ぎったような大きなピースのパン。デリのところではコールスローを小さなカップに 入れて試食をさせていました。ちょっとクッキーを２枚とは食べ過ぎちゃったけれど もそれでもレジについた頃にはかなりおなかがいっぱいになっていました。あはは。 ごちそうさま！ 100ドル以上買ったら、free ice cream かコーヒーをどうぞと言い渡された。ただ？ と聞くと大喜びの単純な私。さっそくfree ice cream をカウンターで注文する。ブ ラックチェリーのソフトアイスクリームをカップで頼んだが、その量の多いこと、多 いこと！周りを見たら、アイスクリームをほおばっているすごい太った人がいっぱ い。帰国前の自分の姿のようだったので、半分にしておいた。とほほ。
ノーラ・コーリ
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