No. ・ 2005.01.10
『バスのドアは自動開閉ではありません』
ニューヨークのバスの乗り方を知っていますか?先日マンハッタンでバスに 乗りました。まず大きく変わったところはトークンからカードで乗れるように なったことでしょう。これはもう否定できません。なんといっても便利です。 私はあのワンデーファンパスを買ってたくさんバスと地下鉄を乗りまくろうと 思ったのですが、まずはバス。このバスに乗るのには現金が無かったらその パスを差し込みます。運転手はパスを読み、有効であったらそのまま奥に入り ます。 降りる時は黒いベルトか黄色いベルトを押します。これがこつがあるんです。 へたに軽く触っても降りますよ、のサインは出てこないし、音もしません。 私は腕が短いのでしかもか弱いのでこのベルトを下の方で押しても反応無し。 とうとう見かねて隣りの肌の黒い女性が親切に、「降りるの?」と聞いて押し てくれました。 さて、降りるときですが、多くのバスは後ろから降りる時にドアを自分で開け なくてはなりません。しかも降りてそのドアから手を離すと自動的に、そう この時だけは自動的に閉まってくれるのです。 思えば30年前、母がバスから妹を抱っこして降ろしたものの、後ろからついて きていた私は目の前でドアが閉まってしまったのです。そう、母はバスの 降車用のドアを降りる私の為に押さえておくことを知らなかったのです。まだ ニューヨークに来て数日のこと。私はことばも話せず、そのままことば発する ことなく、バスは動き始めてしまいました。幼い妹を抱えて母は必死に走り 去るバスを追っかけ、ドアを叩き、なんとかあのでかいバスを止めたのです。 私は前からバスを降り、無事母の元へ。ああ、今思うと本当にあの不安、 心細さ、涙がでます。 こんなこともあったバスのドア。後ろのドアは日本のように自動開閉ではない ので、お子さんのいる方はくれぐれも気をつけましょう。まずは親が出て、 ドアを押さえてお子さんを降ろしてください。押さえないと勝手に閉まって しまいます。バタン!!
ノーラ・コーリ
|
また、本サイト運営者はここで紹介する個人・会社・団体とは関係ありません。
少しでも有益な情報を共有すべく、ご意見、訂正・追加情報をお待ちしております。
連絡は、
info@marugoto-shanghai.com までお願いします。
サイトに関する情報提供・お問合せはこちらからお願い致します⇒お問い合わせ
広告も募集中です。お問合せからご連絡ください。