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No.742005.11.07

『体験するということ』

    私はとても変わった経歴を持っていて、自分のことを国際ジプシーと呼んで いる。この名のごとく、地球を歩き回っている。1ヶ所に定住することなく、 今までにも日本、アメリカ、日本、カナダ、日本、シンガポール、日本、 アメリカと住み歩いている。また旅行も相当なものだから、あれはどこで見た んだっけ?ということがしばしばある。つまり見すぎているのだ。贅沢といえ ば贅沢。恵まれているというと恵まれている。きっと私のそういったなんでも 経験したいという人生に対する欲がそのようにいろいろな体験をさせ、いろ いろなものを見聞きしてきたのだろう。

    私にとってここニューヨークに来てから体験することは2つの意味がある。 一つは幼い頃にニューヨークに住んでいて経験したことを再びここで体験 している。そしてもう一つは海外赴任者に対して長年アドバイザーとして 仕事をしていた関係上、実に多くの海外生活の実体、特にアメリカについて 聞いてきた。それをすべて今、ニューヨークにおいては体験しているのだ。

    「夜、ペアレンツ・ミーティングがあるのよ。」「車社会だからお隣さん とは顔を合わせないのよ。」「日本人が多いっていっても周りが広いから そうしょっちゅう会うわけじゃないのよ。」「野菜はなかなか新鮮なのが ないのよ。」「すそあげなんかをしてくれるところがクリーニング屋さん にあるのよ。」こういった今まで聞いていたことで、へ〜、そうなんだ、 をひとつひとつ経験してみるとすべてことばという骨組に肉がついていく ように思えるのだ。体験するということは自分の記憶の中に聞いたこととは 別なところで記憶されていくと思う。つまり聞いたことの記憶がさらに鮮明 となって、自分の実体験として記憶に残ることは、ただ本や海外へ行った人 から話しを聞くのとは雲泥の差である。当たり前のことであるが、実際に それを経験して見てひしひしと体験する意味の重さを感じる今日この頃である。

    ノーラ・コーリ
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    Nora Kohri
    (Overseas childbirth and childcare consultant)
    info@caretheworld.com
    http://www.caretheworld.com
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書・木村怜由

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