No.78 ・ 2006.01.23
『バラエティーに富む朝食』
しかし、朝食の穀類は案外バラエティーに富んでいます。たとえば、食パンにして も、レーズンとシナモンが入っているもの、ホールグレーンといって麦などの穀物が 何種類も入っているものがあります。そのトーストにつけるものもバター、マーガリ ンをはじめ、ジャムの代表はアプリコット、ピーチ、ラスベリー、ブルーベリー、ク ランベリー、ピーナッツバター、グレープ、マーマレード、ストロベリーと種類は日 本以上でしょう。ピーナッツバターにしても2、3種類あり、スムーズなものとピー ナッツを砕いたクランチーというタイプがあります。もうすでにピーナッツバターと グレープジェリーがいっしょになったものも瓶詰めで売られています。 そのほかにもムーズリーといった穀類がごちゃまえぜになったもの、グラノーラと いったこれまた何種類かの麦などがはちみつでからめてあるもの、ワッフルスという パンケーキのようなもの、そしてもちろんパンケーキもあります。菓子パンのような ペーストリーにはアプリコットやブルーベリーのジャムが乗っていることが多いで す。オートミールはだいぶ日本でも浸透してきたおかゆみたいなものですが、さらに 細かくくだいたどろっとしたグリッツというものは日本ではあまり見かけません。 ハッシュブラウンはじゃがいもを細かくきざんで焼いたものです。炭水化物だけでも このようにたくさんの種類があります。 全体的に見るとニューヨーカーの朝は忙しく、あまり朝食には時間をかけないといい ます。しかしそれでもコーヒーだけはかかさないといいますから、やはりそこは最低 限の線なのでしょう。マンハッタンに向かう電車の中には毎朝、多くの乗客がコー ヒーを片手に乗車します。必ずといってよいほどすわれるのでニューヨークタイムズ を読みながらコーヒーをすするといった余裕もあるのでしょう。時々こぼしたコー ヒーのあとが床に見られるのがちょっと難ですが、コーヒーの香りが漂う通勤電車と いうのはニューヨークならではの光景なのかもしれません。
ノーラ・コーリ
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