

NYから帰ってきた人たちから頂いた、NY最新情報をそのまま掲載させて頂いております。
あなたも「NY体験談」 を
お寄せください 。そのままこのコーナーに掲載させて頂きます。なお、
掲載させていた情報については、その著作権は「まるごとNY」に属しますことをご了承ください。
(42) 2000.04.08 横須賀市の芹沢さんから、のホテル情報(ヒルトンニューヨーク&タワーズ)
(41) 2000.03.23 東京都小平市の内田さんから、ミュージカル編・NY1人歩き・その他
(40) 2000.02.28 京都市の櫛田さんから 「旧正月のチャイナタウン」について。

横須賀市の芹沢さんから ヒルトンニューヨーク&タワーズ の情報を頂きました。
【体験談 (42)】
宿泊ホテルはヒルトンニューヨーク&タワーズです。
日本のツアーだと、グレードの高いホテルに値します。
良かった点:二人でツインの部屋を使いましたが、広くて清潔。
一般庶民(?!)には充分な室内空間だと思います。
ユニットバスで、マウスウオッシュ・石鹸・シャンプーリンスは常備。
歯ブラシ歯磨き粉は無し。タオルはふんだんに用意されています。
モーニングコールあり。スーツケースにきちんと鍵をかけて出かけていたのもあると思いますが、
盗難にももちろん遭いませんでした。
どこに行くにも好条件で、ロケーションは最高。
悪い点&注意点:チェックイン後部屋に入り全てをチェックすると、
冷蔵庫の鍵が開かないので旅行会社の現地係員がホテル側に申し出て直してもらうよう要請しましたが、
とうとう最後の日まで直してくれませんでした。
あと、グラスが1つしかなかったので、メモに「Please give us two glasses.」
と書いて分かるところに置いておきましたが、これもとうとう最後の日まで、
持ってきてくれませんでした。
特筆すべきは、「セーフティボックス」利用に際しては、預けるにしても、受け取るにしても、
時間に余裕を持って行動することをオススメします。
とにかくめんどくさい。まず、フロントにセーフティボックス利用したい旨を言うと、
「セーフティボックス手続き部屋」のようなところへ通され、書類にいろいろサインさせられ、
自分の母親の旧姓を書かされます。つまり自分しか分からないキーワードを書かせて、
受け取るときに本人かどうかの確認をするのです。
この手続きがやたらと面倒な上に、大きなホテルですから、当然観光客も多く、
預けるのにも行列ができて時間がかかります。
しかも、セーフティボックのホテルの担当者の、口笛や鼻歌を歌いながら、
ノンビリと私たちが預けたものを持ってきて、目の前に「ドンッッ」と置かれたときには、
カチンときました。
こちらは少ない滞在日数の中でいかに有効に時間を使うか考えながら行動しているのに・・・。
日本のサービス業ではホテルの人間のこういった行動は考えられませんが、ここはアメリカ。
せかせかしすぎている私たちも、郷に入っては郷に従えが、できていないのかも、知れませんね。
ということで、もう自己防衛しかありませんから、とにかくどんなガイドブックにも、
「早めの行動がオススメ」と書いてありますが、セーフティボックがらみも例外ではありません。
「時間に余裕を持って行動すべし」これがいい教訓になりました。
(特別に実害はありませんでしたけど・・・)
上記のことは実際に私が体験したことですが、ヒルトンの名誉のため言っておきますが、
全体としては本当に良いホテルです。
ゆっくりくつろげる、ニューヨーク初心者には安心して泊まれるホテルだと思います。
以上参考になりますかどうか・・・。
それではこれからもがんばってホームページ続けてください。芹沢
こんばんは。初めてメールいたします。
2月にNYにフィットネス体験をしにいった、横須賀市の芹沢と申します。
一ヶ月程前に、佐々木さんという方に代行でメール送信をしてもらい、
フィットネス体験をご報告した者です。
つい先日ついに私もパソコンを購入し無事にメールアドレスを取得いたしましたので、
私の方からは実際に泊まったホテルについて、記憶の新しいうちにご報告しようと思い、
メールいたします。
芹沢さん、ありがとうございました。 (YoU)

東京都小平市の内田さんから、 ♪ミュージカル編♪ ♪NY1人歩き♪ ♪その他♪ についての情報を頂きました。
【体験談 (41)】
♪ミュージカル編♪
私が何度もNYへ行くのは他でもないミュージカルを観るためです。
今回は「SaturdayNight Fever」「Kiss Me Kate」「Annie Get Your Gun」「AIDA」
「ScarletPimpernel」(NEW HAVENで)を観ました。「AIDA」
が素晴らしく久々の大感動を味わってきました・・・
がここはミュージカルのページではなので感想はここまでにして・・・
私がここ8年でNYで40本くらい観た経験からミュージカルの選び方、チケットの購入法を書きます。
折角ミュージカ本場NYへ行くのだから最低1本はミュージカルを観ましょう!
さて、チケットの購入法ですが、一言で言えば、
「ほとんどの作品がNYに到着してからでも(当日でも)買えます!」買えないのは、
新作のオープニング・ナイト、有名な映画スターなどが出演する期間限定公演、
あと相変わらず「LION KING」くらいでしょう。
これらの作品もプレミアチケットであれば可能でしょうが、法外なお金を払って観なくても、
他にも素晴らしい作品が山ほどあります。
・ BOX OFFICE(劇場窓口)で買う・・・
席が選べますし
(沢山残っていれば)目玉の俳優の出演を確認してから買えます。
(週8公演のう ち2公演くらいはアンダースタディです)
また日本と違って前方の席は見ずらいので残っていることが多いです。
あと劇場がハウスシート(招待用チケット)を直前に手放すので、
ベストシートが買えることもあります。PLAYBILL(
http://www.playbill.com/)のメンバーに登録(無料)し、
ディスカウントのページをプリントして持っていけば窓口でも安く買えます。
(作品、曜日等の制限あり)
席ですが、1階の後方(2階席が重なる席)よりは2階の方が観やすいです。
一番良い席は2階1列目センターです。(お目当ての俳優を近くで見たい場合以外)
・ TKTSで買う・・・
御存知半額チケット売り場です。週末でなければ、ほとんどの作品を扱っています。
先着順で人気作品は無くなっいきますが発売開始(マチネは10時、ソワレは3時)
はかなり並ぶことになりますので、少しずらして買いに行くことをオススメしバイます。
(4時すぎとか)日本で有名な作品「CATS」「ミス・サイゴン」「レ・ミゼ」
などは最後まで残っていることが多いです。(今回は土曜に8時近くでも残ってました)
それでも時間がないので出発前にチケットを押さえたい方へ。
今はいろいろなところでB'wayのチケットを扱っていますが、
日本の会社(ワールド・チケット・○○、JA○・ワールドプレイガイド、旅行会社)
は手数料がとても高いです。
(1.5倍近く)直接NYへ電話をするかインターネットで取るのが良いかと思います。
B'wayのチケットはチケット・マスター
この2箇所は英語ですが、現地で日本語対応の
Off Off New York Tours(
http://www.offoffny.com/)では1枚手数料$10、
他にもここでも紹介されてますよね。アメリカへの国際電話料金もかなり安くなってますので、
オススメです。同じチケットを取るのであれば、無駄な手数料は払いたくないですよね。
ちなみに私が今まで電話やインターネットで予約をし、
窓口でチケットを交換した際トラブルは1回もありません。
今回「AIDA」をチケット・マスターのオンラインのプレセールで予約したところ、
ディズニーから「AIDA」のスカーフが「劇場で会いましょう」とのメッセージとともに届きました。
(さすがディズニー太っ腹!)
失敗談としては、先に押さえすぎて予定が変わって(他の作品が始まったり)チケッ
トを無駄にしてしまったことが何度もあります。
最後に何を観るか、ですが・・・私の場合は新作を観るのが第1優先ですが、
そこまでミュージカルを観ない普通の人(?)は、日本で観たことの作品とか、
映画になっている作品が無難でしょう。皆さんが気になるのは英語がわからない、
という点でしょうが、あまり気にしなくていいかと思います。
不安がある方は先ほど書いたようにストーリーを知っている作品を選ぶことです。
私だって決して英語が理解できて観ているわけではありません。
日本語の同時通訳のテープを貸し出している作品もあります。
製作側も、英語圏でない観光客も大勢観に来ることを前提に言葉がわからなくても楽しめるように作品を
作っているそうです。芝居の場合はせりふだけですが、
ミュージカルは歌・ダンス・芝居の3点セットなので、楽しめる要素盛りだくさんです。
それに、言葉がわからないでも感情は十分伝わってきて涙が止まらないこともしばしばあります。
B'wayの舞台に出ている俳優さんは一流の方ばかりですから。演技
力・歌唱力は言葉の壁を超えます。感動したら素直に感情(拍手やスタンディング)
を表しましょう!終演後ステージ・ドアー(判りやすいところにたいていあります)
で俳優さん達からサインをもらったり写真を撮ったりもできますよ。
超ビッグスター以外は気軽に応じてくれますので、
感動したらステージ・ドアーで待ってみるのも思い出に残りますよ。
もし、万が一観に行ってつまらなかったら、寝てしまうのは仕方ありませんが、
お喋りだけはしないように!日本でもそうですが、お喋り(説明も)が他の観客
(もちろん、俳優さんにも)に対して一番失礼です。
B'way全般に一番詳しいHPは、PLAYBILL (
http://www.playbill.com/)です。
それでは、ミュージカル楽しんでください!
♪NY1人歩き♪
今回が3回目の1人でのNY、しかも飛行機のチケットもホテルも直接予約し旅行会社を通さなかったので、
親には心配されましたが、何事も無く楽しんできました。
1人で行く不安の質問がときどきあるようなので、
私の経験と1人でも入れるお店を紹介したいと思います。結論から言えば、
1人でも最低限の注意さえ払えば危ないことなどありません!
危ないといわれている地域にさえ近付かなければ。東京だって危ない場所はあるわけで、
NYもそこで働き生活している場所です。
今回私は観たい舞台があってNEW HAVEN(アムトラックで1時40分)へ行ってきたのですが、
NEW HAVENを調べ
ていたら「終演後はNYのタイムズ・スクエアーほど安全ではない」と載っているほど、
NYは安全な街になっています。私は今まで一度も危ない目に会っていません。
1人旅の欠点は、ホテル料金が割高なこと、高級レストランに入りずらいこと
(もっとも、友達と一緒でも入る時間ないけど)、舞台を観て感動しても話せないこと
(どうしても伝えたいときは国際電話しますが)位ですね。
逆に24時間自分の思うとおりに動けて楽しいです。
短期間の旅行では寂しくなる暇などありませんから。
今回も1回もファースト・フードにはお世話になりませんでした。
NYは美味しい食べ物がたくさんありますよね。ガイド・ブックにも載っていますが、
私が今まで1人で入って美味しかったお店・テイクアウトしたお店を紹介します。
・ サラベス・キッチン(Amsterdam Avの81St と82Stの間)朝食・ブランチ向けのカ
フェです。少し並びますが、暖かくホッとする味。
今回私が泊ったのは、「Broadway Inn」
(
http://www.broadwayinn.com) 8Av&46Stシングル$105(朝食付き、税別)
大型ホテルのようなサービスは望めませんが、小さい分セキュリテイがしっかりして、
アットホームな雰囲気です。ミュージカルを目的とするには最適の立地条件です。
値段は驚くほど安いですが、心配はいりません。
私のミュージカル仲間はまずはじめにここをあたります。
ただ、日本語ができるスタッフはいません。
♪その他♪
・Fun Pass…1日地下鉄・バス乗り放題のメトロカードです。($4)
3回乗れば元が取れるのでお得です。窓口販売は無く、自動券売機(日本語対応あり)のみです。
大きな駅だとすべての入り口に自動券売機があるわけではないので注意が必要です。
私は42nd St の駅で買おうとして何度も入り口を上り降りしてしまいました。
路線図さえあれば、地下鉄もバスも難しくありません。NYはけっこう歩いて回れるので、
1週間のパスを買うよりも、移動する日を決めてFun Passを買ったほうが良いでしょう。
(特にホテルがミッド・タウンの場合)
・ お土産…お土産を買いに来た訳ではないけれど、
会社を休んで来たからには義理土産は必需品。確かにNYでしか買えない物は少ないでしょが、
アメリカ中・世界中のものが買えるのも(お金があれば)NYの魅力の一つはないでしょうか?
スペシャル用は別として、私が買うばらまき用アメリカン・グッズのお店を紹介します。
*カード…日本と違っていろいろなカードを送る習慣のあるアメリカ、
「Hallmark」や「American Greeting」などをよく見かけます。
特に「バースデー・カード」は日本では想像できないほど揃ってます。
かわいい物、ジョーク物、相手別(友達・恋人・おじいちゃんetc.),年齢別
(30才用,40才用etc.)私が行ったときは「セント・パトリックデー」
「イースター」が季節もの並んでいました。カードの他にもラッピング用品、
ポスト・イットシールとかも売ってます。カードの値段は日本とほぼ同じ。
ウッドペリーコモンまで行く人は、「Paper Outlet」で安く買えます。
* duane reade…NY中にあるドラッグ・ストアー。
初めて入ったときはまるで「ソニープラザ」の様、と感激しました。
2フロアーあるような大きい店(6Av&47St他)は見ているだけで楽しくなります。
お菓子売り場はイースターの卵やウサギのチョコレートで溢れてました。
普段着のアメリカが買えます。
* Food Emporium(B'way&69St,Union Sq.駅他)…スーパー・マーケットです。
アメリカの食料が楽しめます。
* Zabar's(B'way&80St)…高級食材を扱うスーパー、
2階にはキッチングッズがあります。
* 切手…アメリカでも様々な記念切手が売り出されています。
今「Celebratethe Century」という20世紀を代表する事柄が切手になってます。
80年代(「CATS」「ET」「キャベツ人形」など)まで売ってます。
絵葉書に貼っても良いし、切手そのものもお土産にしました。
中央郵便局は24時間オープンなので、
他が閉まっている日曜の午前中に行くと時間が有効に使えます。
思いつくまま長々と書いてしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様のNY旅行の参考に少しでもなれば嬉しいです。 内田
2/24から2/29までNYへ行って来ました。7度目の1人で行くのは3度目のNYでした。
PCを買って初めてで、
このページがとても役にたちましたので私の今までの体験談が皆さんのお役に立てば、
と思い書かせていただきます。
(
http://www.ticketmaster.com,212-307-4100)かテレチャージ
(
http://www.telecharge.com/,212-239-6200)で扱っています。
チケット・マスターは手数料が高めです。インターナショナルチャージまでかかって
(インターネットならどこでも同じだと思うのですが)$10強かかります。
テレチャージのほうが手数料は安いのですが、
日本の電話番号を入力するとエラーになることが多いようです。
テレチャージに問い合わせても原因はわからないらしいです。
テレチャージの電話には日本語の出来る人がいて、不在のときは、折り返しかけてくれるそうです。
・ ハンバーガー・ハリーズ(6Avと 7Avの間の45St)出てくるのも早いですし、美味
しいです。
・ めんちゃんこ亭(5Av と6 Avの間の55St)寒い時は暖かいものが嬉しいです。値
段は日本と同じ位。
・ カーネギー・デリ(7Av&55St)念願のパストラミサンドを食べました。噂どおり
凄いボリュームでしたが、美味しかったです。かなり並んでいますがテイク・アウトはすぐ買えます。
・ スープ屋…ここ何年か流行ってますよね。スープにパン、フルーツ、
クッキ−がセットで1000円もかかりません。私が食べたのは「スープ・インターナショナル・キッチン」
(B'wayと8Avの間の55St)テイク・アウトのみ「デイリー・スープ」
(8Avの 43Stと44Stの間の他)夕方になると割引になります。
・ ベーグル…NYのべーグルにはまってはや4年、
どこで食べてもはずれることはありませんが、個人的には「H&H Bagles」
(B'way& 80St)が一番オススメ。(「エッサ・ベーグル」より美味しいと思います)
焼きたてはそのままでもとても美味しい、あのもちもち感が たまりません。
お店で聞いたのですが、日本へ持ち帰るには、乾燥しないようにビニール袋で密封し、
すぐに冷凍すれば1ヶ月 はもつそうです。
・ チョコレート…食事ではありませんが、オススメは「フィフス・アベニュー・
チョコラティア」(Madison Avの52Stと53Stの間)生チョコは絶品です。
(小$20)日本人に大人気と店員さんが言ってました。「ゴディバ」は日本の半額強で買えます。
その他近くのデリも便利です。
不足しがちなビタミンをサラダやフルーツを買って補給します。お好みのサンドイッチ、
私は日本であまりお目にかかれない「ターキーサンド」をよく食べます。ただ、
大きくて半分でお腹いっぱいになってしまうのが難点(2回分になってしまうから)。
あと、「ディーン&デルカ」(ミッドタウンにも何件かあります)のサンドイッチも美味しかったです。
内田さん、ありがとうございました。 (YoU)

京都市の櫛田さんから、 「旧正月のチャイナタウン」 についての情報を頂きました。
【体験談 (40)】
旧正月は、中国では大きな年中行事のひとつ。今回、旧正月にN.Y.に旅行することになり、
折角だからと、2000年の旧正月にあたる2月5日、友人と2人、チャイナタウンへ行きました。
とはいうものの、事前の情報は「旧正月も店は営業している
(こちらのサイトで教えて頂きました。ありがとうございます)」と
「パレードのようなものがあるらしい」のみ。実際、特に大きなイベントもなく、
その点は、ちょっと肩透かし。でも、旧正月ならではの「活気と華やかさ」の中、
街歩きをするのは、やはり楽しいもの。というわけで、
旧正月のチャイナタウンの様子をレポートします。
旧正月元旦、私たちは11:30AMごろ、チャイナタウンに行きました。
旧正月を祝う中国の方に加えて観光客で、すごい人出。Canal St.以南、
The Bowery以西は歩行者天国。特に、酒楼や酒家(おおむね、
どちらも飲茶ができる広東料理系レストラン)は、
旧正月に家族や親戚で食事をしようという中国系の方でいっぱい。人気の高いところでは、
店の前の車道にまで人が溢れて、順番を待っています。店内は、
それこそ身動きできない状態。残念ながら、
相当待ち時間がかかりそうだということで、他で飲茶をしましたが、
食器が触れ合う音や大きな声で飛び交う威勢のいい広東語に圧倒されながらも、
そのパワーが気持ちよくて最高。今日の教訓「本当に美味しい飲茶をゆっくり味わいたいなら、
旧正月は避けたほうがいい???」。
お店は、レストランから雑貨店、スーパーまで、ほとんど営業していました。
店の軒には、赤いちょうちんや赤い飾り物の爆竹。壁やウィンドウには、
赤地に金色で「吉祥如意」などおめでたい言葉が書かれた紙
(「ふぇいちょん」と言うらしい)。さすが、赤はおめでた色。街のあちこちが赤くて華やか。
カセットからは、爆竹の音や、多分おめでたい内容を歌っているのでしょう、
楽しそうな歌が流れていました。そして、花。旧正月に花を飾るのが、
広東語圏特有の習慣なのかどうか、私は知らないのですが、いろんな店でレジの横や飾り棚に、
花が飾られていました。花によって、いろんな意味があるのですが、
お商売のところは、広東語の発音で「黄金」に通じる、あるいは黄色く丸い実が「お金」
を連想させることから、鉢植えの「金柑」を飾っていることが多かったです。
そういうと、ある店では「桃の花」が飾られていたりして。確か、桃の花は「良縁祈願」・・・。
本来の業種と関係なく、いろんな店でふぇいちょんや利是(お年玉)の袋が売られていました。
利是の袋は、日本のお年玉袋と同じくらいの大きさのものが多く、赤地に、「郭」「劉」などの姓、
花や神様などが金色で描かれていて、そのかわいさに、つい買ってしまう。
今回、見つけたお正月関係のもので、これはイケると思ったのが、新年用のグリーティングカード。
書店で見つけました。やはり地色は「赤」。黒や金色で牡丹などの文様に、
「花開富貴」や「年年有餘」などの文字。漢字だから、何となく意味は分かる。
来年のために何枚か購入しました。そういうと、チャイナタウンに「書店」って見かけないですよね。
今回見つけたのは、Elizabeth St.沿い、Canal St.とBayard St.の間。
小さな店で(もっとも、チャイナタウンの店は食べ物関係でもない限り、
間口の狭いところが多いけれど)、雑誌とか小説本を少し置いているくらいかな。
香港などの人気マンガがあれば、買いたかったのに。残念。
と、多分1:30PM過ぎ、偶然、Canal St.からThe Boweryに曲がってきたパレードに遭遇。
たくさんの人の頭ごしに、同郷会の名まえを染めた旗が見え、
かすかに中国のお囃子(というのかな?)が聞こえたときは「ラッキー!」。
私たちが「パレード」と聞いて想像するものより、小規模だったと思いますが、
同郷会ごとに揃いのスウェットを着て、黄色やブルーの旗を先頭に、獅子や龍、
その後ろに鐘や小さな銅鑼、シンバルに似た楽器が賑やかなリズムを奏でながら続きます。
目の前で聞くと、本当にすごい音量に圧倒されました。
獅子も日本のものとは違って、緑や赤、ピンクに飾られています。大きな瞳はいかめしいけれど、
何だか愛嬌もある感じ。パレードはBayard St.との交差点を東へ渡り、
そのまま南へと進んでいきました。
舞獅(獅子舞)も昼から街角で見ることができました。舞獅を奉納しながら、
ビルを1件1件回っていく。これなくしては、旧正月とは言えません。
どこで舞獅をやっているかは、すぐに分かります。
歩行者天国の道路が通り抜けできないほど人が集まっていたら、そこが舞獅。
それだけ、中国の方にとって、旧正月を祝う大きな行事のひとつなんだろうなと思いました。
踊りは日本の獅子舞と似てなくもないけど、パレードで見たような、大きな頭(かしら)
を色とりどりに飾った獅子が、激しく賑やかなリズムに合わせて、
上下左右にうねるように動く様子は、正に勇壮で華やか。動きがキマると、
人々からは歓声が上がります。最後に、
ビルの2階のバルコニーから吊るされたレタスに獅子が食らいつき
(本当はレタスと一緒に利是も吊るされていて、それも一緒にくわえるらしいのですが、
獅子が遠すぎて確認できず)、葉をバラバラにして、口から周囲にパッと吐き出すと、
見ている人からは、いっせいに大きな歓声と拍手。あるビルでは爆竹が鳴り、
さらに盛り上がっていました。こうして、獅子は隣のビルへ。それについて、みんなも大移動。
私たちは脱けるに脱けられず、流されるまま、しばらく獅子について回ることに。
本当にすごい混雑でした。
こんなふうに、いろんな旧正月の風景を見ながら、ぶらぶらしているうちに、
4:00PM近く。お祭り好きの私にとっては、旧正月のチャイナタウンは、きれいな街並み、
家族でわいわいと過ごす人々、心沸き立つ舞獅など、本当に楽しい1日となりました。
もしも、旧正月にN.Y.に行く機会があったら、ぜひ、チャイナタウンに行ってみて下さいね。
多分、普段とは違うチャイナタウンを体験できると思います。
そうそう、2001年の旧正月元旦は1月24日だよ!
チャイナタウンレポート番外編
Elizabeth St.とHester St.の角に「萬昌超級市場(DynastySupermarket)」という、
わりと大きなスーパーがあります。入り口にはプリクラ、レジ付近には漢方薬も扱っている薬局、
入り口右手の水槽には鮮魚が泳ぎ、と、どちらかというと市場(いちば)の雰囲気。
中華関係の調味料、食材も豊富で、鮮魚用の水槽にも珍しい魚が泳いでおり、
見るだけでも楽しい。特に楽しいのは、ドリンク類。
マンゴージュースやサトウキビのジュースから薬草ゼリージュースまで、
日本では、ちょっとお目にかかれないものがいろいろあります。
一度挑戦してみるのも、いいかも。
その2:「飲茶」
チャイナタウンといえば「飲茶」。でも、回ってくるワゴンから点心を選ぶタイプの場合、
「目当ての点心が、いつまで待っても回ってこない」という経験ありませんか?
そういうときは、思い切って、近くでワゴンを押している店員さんに「Do you have+点心名?」、
あるいは広東語で「やうもう+点心名?」と聞いてみましょう。
別のワゴンから探して、持ってきてもらえることがあります。
今回、この方法で「叉焼飽(肉まん)」をめでたく食べることができました。
もしかすると、香港のガイドブックや旅行誌の特集でよく見かける、
点心の写真と漢字で名まえが載っているようなものがあれば、便利かもしれないですね。
「旧正月のチャイナタウン」 のレポートの前に。
現在N.Y.には、ブルックリンをはじめ4箇所ほどチャイナタウンがあります。
私たちが「N.Y.のチャイナタウン」と呼んでいるのは、そのうち最も古い歴史を持つといわれている
「マンハッタンのチャイナタウン」です。ここには主に広東語圏の方が住んでいるとのこと。
確かに地元の人どうしは、ほとんど広東語(香港や広東省などで話されている中国語の1種)
で会話しているように感じました。こういった背景をふまえ、自分なりの思い入れで、
中には「広東語」流に表現してみたものもあります。
いわいる「中国語」とは表現が異なりますので、この点了解いただきますよう、お願いいたします。
その1:「超級市場(スーパーマーケット)」
櫛田さん、詳しい体験談ありがとうございました。 (YoU)
また、本サイト運営者はここで紹介する如何なる個人・会社・団体とも関係ありません。
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