皆さんからの質問といっしょに、NYから届いた最新情報をそのまま掲載しています。
(5) 1999.02.17 ニューヨークで、歌を習いたい。
(4) 1999.02.13 NYのファッション専門学校 FIT について。
(3) 1999.01.11 ボストンに留学中でメルマガ発行のKazさんの留学全般レポート。
(2) 1999.01.01 コーネル大学 大学院留学中の大野さんの新年の挨拶。
(1) 1998.10.18 コーネル大学 大学院留学中の飯沼さんの最新レポート。
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(5) 1999.2.17
千葉県松戸市の 市丸さんから、歌を勉強したいので、 いい学校または個人の先生を紹介して欲しいという依頼がきました。
【質問】
ニューヨークで、歌を習いたいと思っています。
いろいろなオーディションでいいところまでは行くのですが、
いつも最終段階でCDをだすには至りません。
1月のはじめに一人でNYに行って来まして、
そのとき57th.stにある「MOTOWN CAFE」という店で幸運にも歌わせてもらいました。
そのときに見たNYの音楽が忘れられずにNYで2〜3ヶ月でもいいので
(もっと短くてもいいのです)歌を学びたいのです。
いい学校または個人の先生もいいので、ご存じでしたら教えて下さい。
また、そういう学校がたくさん掲載されている本などでも結構です。
【回答】
有名な先生は誰かということは私にはわかりません。
私の友達2人はゴスペルワークショップに通っています。
毎週土曜日3時間ほどで30ドルです。
これはトミー富田という日本のハーレムジャズ界のドンが日本人にゴスペルをということで、
日本人2、30人でゴスペル楽団を作っています。
市丸さんの歌のジャンルがわからないのですが、もしジャズでしたら、
このトミーさんにコンタクトするのが一番だと思います。
詳しくわかりませんが、いま手元の OCS NEWS CLASSIFIED 掲載の情報では、
1)歌全般のトレーニング 212ー870ー1500
など、があります。
ジュリヤード音楽学院卒教師30年経験、初心者〜プロ〜趣味
2)ジャズ全般ロン・マクルーアー、歌ピアノ美千世
212ー580ー7118
3)ボイストレーニング 基礎練習〜歌 718ー729ー6772
4)ゴスペルワークショップ 212ー316ー3755
また街中の無料情報紙にもたくさん載っていますが、もちろん英語です。
OCC NEWS は日本語で問い合わせができるか、
少なくとも片言の英語でも受け手は理解してくれるはずです。
Off Off New York ・ 川島
( kawashima@offoffny.com )
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(4) 1999.2.13
NewYorkにあるFashionBuyerの専門学校を探しています。 できれば、17歳以上or年齢不問の学校がいいです。 知っている方、教えて下さい。 それと、M-1ビザは、学歴、成績がないと、取るのは難しいでしょうか? アドバイス下さい。どら (新潟県)
FIT(Fashion Institute of Technology)はF-1 学生ビザを発行します。
TOFEL で450点以上と比較的入りやすくなっています。
また、入学の案内係りに日本人スタッフがいて、
日本語で学校のことを問い合わせることができます。
優れたカリキュラムでとても人気がある大学です。
日本人がとても多いことは、自分でいいところはとって、
悪いところは捨てる選択が必要になります。
Off Off New York ・ 川島
( kawashima@offoffny.com )
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(3) 1999.01.11
大好きな日本を離れて、ボストンに留学中の和(Kaz)さんから届いた留学全般レポート。 kazさんは、ボストンの生活を皆に伝えるため、メールマガジンを発行しています。 メルマガは、Kazさんの小説と皆さんからの質問で構成されています。
#1は 小説の第一章でした。 #2は ゆりさん からの 高校留学についての質問に対する Kaz の意見で、 そして、#3が私の質問に対するこのレポートです。
はじめまして。かずです。
1.「留学生の宿舎は?」
短期間で、英語を学びたい時は、ホームステイがいいでしょう。と言うのが、 一般的なことですが、
僕自身経験がありません。なぜなら、僕は気を使うので、
家だけは一人で住まないと社交的に逆になれないと知っているからです。
ただ、大変よくしてくれたホストファミリーを持ち楽しかったと言う話をシアトルに留学した
S.ユウコさんから聞きました。
ホームステイ には問題もあります。 大家のようなホームステイもあるので、
思ったよりも交流が無かったとか、家族の一員として受け入れてくれる所もあるそうですが、
やっぱり受け入れる側も、どんなに 外国人を同居人のメンバーとしてなれているとは言え、
人間なので家族だけでという瞬間もあるそうです。
クリスマスの日に自分だけ先に寝かされてその後ホストファミリーが、
家族だけでクリスマスを楽しんでいるのを見てしまった。などという話を、
僕の前付き合っていた彼女が話していました。
また、離れの部屋を貸してくれる所や、何人かの留学生を引き受けている所もあります。
そこで知り合ったクエート人と恋に落ち、
彼女が鹿児島に帰国を期に別れるなんて事は良くあるみたいです。
ホストファミリーの子供(息子)が精神的に不安定で、
神経質になっているそこの叔母さんとの間に立ってキズカレしたという話もあります。
まぁ、ただ、日本よりもアメリカの方が受入態勢はしかりしているようで、
州が定めた規定があり、
学校や知人の紹介を通して知り合った所にホームステイをするのが安全でしょう。
日本でアメリカ人の留学生を招待して、
3ヶ月後にそこの奥さんが精神的に疲れてしまったという話を、
陶器留学で金沢大学とTUFTS大学を通して行った友人のMAXが日本で会った時に語ってくれました。
ここの文化のギャップは後程詳しく話してゆきます。
僕は英会話は遊んで覚えました。
連日勉強した時期もありました。
本人が自分のために最良の方法だと感じたことがBEST WAYなのではないでしょうか?
ちなみに小説では ”僕” の WAY を紹介します。
アメリカ人と言っても枠組みが広いですね。
なので、自分の関心のある分野の人達と接してゆくことが
話も弾み、思わぬ良き出会いを生んでくれる秘訣だと思います。
アメリカはチャンスの多い国であるので、素晴らしい人に会える機会がありますよ!
僕は、学校で知り合った友人など 人の輪を 小説で 紹介して行きます。
ただ、交流する気がなければ、周りは 「きずかう」ことはしません。
無視することが礼儀だと考えているので、どんどん自分を押し出しましょう。
話、理解してもらおうとする努力が会話の最初のステップです。
移民の国なので、共有する価値観など無に等しいという意識から、
会話がスタートするこの国では「ね、知っているでしょう?」
というような、
価値観を共有する感覚の上に立つ満足感と安堵感で自己を守りながら人間関係を築くのではなく、
相手の意見に対する自分の PERCEPTION と、
それにはっせられたCONCEPTION の、
重ね合いによって築かれる 人間関係であるということを頭に入れといてください。
Perceptionとは 己が どのように受け止めるか という 知覚 であり、
Concptionとは 相手にどのように伝えるかという伝達意識の方向、
とでもいうのでしょうか? ただ、やっぱり、
第二外国語での会話は日本語のそれより疲れるということです。 しかし、
それを訓練することにより、会話が大変上手くなりますよ、 ただ、日本語をつかうまいとして、
留学3年目ぐらいの時は、僕はただ単に日本語でも自信がなく言語障害で困った時もありました。。。
小説に 英語のレベルの話があります。
主観的に のレベルがあると思います。
具体的に
1. 買い物に困らない
僕は今は7なので、9まで勉強中です。小説には詳しく書かれています。
2. 英語圏以外からの留学生と楽しいひとときを過ごせる。
3. アメリカ人と楽しいひとときを過ごせる。
4. 専門的な分野での会話ができる
5. 仕事場での会話ができる。
6. アカデミックなコミュニケイションができる。
7. 制作の仕事ができる。
8. ビジネスができる。
9. 先生になれる。
日本に帰る。
日本食を食べる。 僕の祖母が佐世保なので、今年の冬は 鯨の刺し身をたくさん食べました。
西洋人は食べないでしょ。。
もちろん、伊万里 の ノリタケなど食器を見に行ったりしました。
旅行に行く。
友人に会って遊ぶ。
学芸大大泉、立教の仲間と会いました。結婚式ムードが高まっていました。
持てる男は独り身だよ!なんて強がりながらお酒を飲みました。忙しくて
女性と付き合う暇が3年半ぐらいなかったので、これからは時間を作ってゆきたいと
思います。
語学学校で知り合った友人宅に遊びにいこう!
僕は スイスとイタリアの ベローナに行ってきました。
テーマはスイスのチーズを食べるとかイタリアの カルボナ−ラを食べる。
楽しかった。
なるべく抑え得るように努力はしますが、
日本人として わからないこと困ったことがある時に 相談すると 必ず力になってくれる、
そんな和の心を持つのが 日本語を話す友人でしょう。
ただ、アメリカ人も相談しましょう。 思いもよらなかった観点からの意見が貴方を成功に導きます。
ひとそれぞれでしょう。 ただ、一般的に日本の家族の健康を気使う気持ちは
皆もっているんじゃないかなぁー。
進路を決めてから学校に行ってください。
日本とはここの感覚が異なります。
(dj和 )
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(2) 1999.1.1
コーネル大学 大学院に留学中の大野さんから新年のご挨拶を頂きました。
新年あけましておめでとうございます。
メールをお送り下さり、どうもありがとうございました。
ここアメリカのイサカは雪がちらつき、寒い寒い零下の世界です。
空いた時間にでも何か書きたいと思っているのですが、修士論文の
今年もどうかよろしくお願いいたします。
大野康雄
元日の最低気温はマイナス15度くらいになりました。
日本では、どんなお正月を迎えたのでしょうか。
作成にとりかかっているところで、いつもバタバタしています。
近いうちに書けるように頑張ります。
大野さん、ご丁寧にありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
ところで、NY州イサカやコーネル大学に関する情報が欲しい方は、
イサカ情報ウェブ 「コーネル大学」 をご覧ください。(YoU)
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(1) 1998.10.18
ニューヨーク州イサカにある 名門 コーネル大学のビジネススクールに留学中の 飯沼さんから、 「米国の大学について」、「コーネル大学について」、「大学生活・日本人としてのハンディ」、 「イサカについて」、といったテーマで、最新のレポートを頂きました。
これから留学しようと考えている方、迷っている方々の参考になると思います。
【レポート】
1点目については、一般的には特に理工系で大学と企業との共同研究や新技術の民間
への移転等で米国のシステムが日本より進んでいることはよく言われているところで
す(日米のベンチャービジネスの発展の差の一因として日本でもよく取り上げられる
話です)。具体的には米国では教授等が企業と大学との間を行き来している為実務に
明るく、人的ネットワークも多いこと(日本の国公立では未だ教授が会社役員等を兼
務することは禁止されていると思います)、新技術が民間に迅速に移転できる為のイ
ンフラ(学校が特許の手続きや管理を一括して行ったり、発明者に特許料が十分に還
元される等のシステム等)が挙げられます。
MBAについては理工系ほどはっきりとはしていませんが、例えば授業の中で実務経
験者の生の情報を積極的に紹介・活用するといった点や、企業からのDonation(寄付
金)が大学の重要な資金源となっており、実務で使える人材を育成できないところは
必然的に競争力がなくなる仕組みになっていることが特徴だと思います。
2点目のサービス業的要素についていえば、ビジネススクールでは定期的に学生の不
満・要望を聞き、それをカリキュラムの改革に反映させたり、就職活動の為に企業の
学校訪問等をかなり積極的にアレンジしたりしています。また、教授は研究成果のみ
ならず、授業の質について学生からのシビアな評価にさらされ、高い評価を受ける教
授はMBAトップ校から高い報酬で引き抜きに合う等、かなり徹底した競争原理が働
いています。大学間の競争が激しいアメリカにおいては、こうした学生の満足度を高
める努力がなければ、前述の企業寄付も確保できませんし、学生の質も低下してしま
い、最終的には学校としてじり貧になってしまうことになります。日本の大学でも私
大等では小子化の問題から学生を重視した施策がとられつつあると思いますが、私が
7、8年前に在籍していた某国立大学での経験から比べる限り、かなりの差を感じる
次第です。また、こうした学生重視の姿勢は、米国の大学のすばらしさだと思いま
す。
・ コーネル大学について
私がコーネルを選んだ理由も、一流校としての評価もさることながら、やはりこの協
調的な雰囲気が最大の決め手だったと思います。
・ 大学生活・日本人としてのハンディ
・ イサカについて
米国に住んでいる日本人でイサカの存在を知っている人の中には、日本の食材はもと
より、レストランすら余りない所なのでは、と思っている人もいましたが、実際には
日本料理を含む各国の料理店があり(味については店により評価はまちまちです
が)、スーパーマーケットでも日本の基本的な食材は大抵調達できます。なくて不便
なのは日本の書籍、CD、ビデオ、新鮮な魚(イサカは海からは離れている為、日本
人に満足の行く鮮度の魚はなかなかありません)等ですが、マンハッタン等の大都市
を除き、これらを外国で期待するのは贅沢というものでしょう。アメリカは車社会と
いうこともあり、日本と比べるとかなりの距離でも平気で車で移動します。これに慣
れると、マンハッタンまで日帰り、1泊2日程度で行くのも苦にならず、学校が休み
の時にはNJ州にあるヤオハンに行ってイサカで手に入りにくいものを買ったり、マン
ハッタンで都会の喧騒に浸ったりしています。
田舎であるが故にスポーツもしやすく、学校のテニスコートはただで自由に使えます
し、ゴルフも学校敷地内のゴルフ場や学校から20、30分離れた一般のゴルフ場で
10ドル〜20ドルで楽しめます。また、学校から30分程度離れたところにはこじ
んまりとはしてますがスキー場もあります。その日の天気を確かめてからでもゴルフ
やスキーが楽しめてしまうという、日本だけでなく、恐らくアメリカの大都市と比べ
てもかなり恵まれた環境だと思います。
また、イサカは非常に治安が良く、特に日本で毒物混入事件が頻発している昨今の事
情を考えると、むしろ日本にいるよりも治安は良いと思います。アメリカの他の田舎
町から来た日本人留学生がイサカの治安の良さに驚いていた位で、本当は良くないの
かもしれませんが、日本人、アメリカ人を問わず、つい車のドアや家の窓に鍵をかけ
ずに離れてしまうこともままある状況です。
イサカの不便さを挙げるとすれば、前述の通り大都市へのアクセスが悪いこと(NY
C行きの飛行機も一日に2便程度しかない)と、冬の気候の厳しさでしょう。昨冬は
暖冬だったらしく、気温も0度前後という日が多く、一番寒い日でもマイナス10度
位で、大雪も2、3回だったのですが、通常だとマイナス20度近くまで気温が下が
る日も多いらしく、今から戦々恐々としている次第です(ただ夏は比較的空気も乾燥
して最高に気分が良いですし、秋も紅葉が非常に美しいです)。
・ 米国の大学について
1年間コーネルの経営大学院(MBA)に在籍したという限られた経験から一般論を
言うのも無理がありますが、米国の大学についての個人的な感想としては、日本の大
学と比べ産学のつながりが深いこと、大学教育を一種の「サービス業」と捉える傾向
が強いことの2点があります。
コーネル大学は全米でも有数の総合大学として高い評価を得ており、また、全ての人
に教育を受けさせたいという創立者のモットーから、古くから世界各国の留学生を積
極的に受け入れる学校としても知られているところです。特にアジア研究が盛んなせ
いなのか(?)、アジア人学生の多さにはびっくりします。コーネル大の良さは、上
述のように学生のニーズに応えようとする姿勢のみならず、学部を超えてFlexibleに
授業を履修することができる等、総合大学としての強みを生かしている点です。ま
た、外国人留学生を受け入れる体制もしっかりしていますし、大学があるイサカの町
も、人口数万人の田舎町にしては国際色が豊かだと思います(各国料理店が意外に多
い等)。コーネル大学、特にビジネススクールで特に良いところは、学生間また学生
・教授間の関係が非常にフレンドリーで協調的なところです。他の一流校の中には敢
えて厳しい競争環境に学生を置くところもありますが、それはそれで個人の能力を高
める上で必要かもしれませんが、私のように、仲間がお互いに助け合いつつ切磋琢磨
していくという方が性に合っているタイプの人間には非常にありがたい環境だと思い
ます。
コーネルのビジネススクールはハーバード等の一流校と比べWorkloadは少ないほうだ
と言われますし、確かに私も日本の会社で働いていた時と比べれば、自分の時間も多
く比較的楽な方だと思います。とはいえ月曜日から木曜日はだいたい1時間15分の
授業が2、3コマあり、空いている時間も次の日の授業の予習をしており、自分の大
学時代から考えれば信じられないことですが、平日は殆ど勉強漬けの毎日です。金曜
日から始まる週末は次週の予習とグループミーティングに充てる時間はあるものの、
余程大変な授業ばかり履修しない限りは家族や友人と過ごす時間も十分にとれ、有意
義な生活が送れると思います。それにこちらの大学のスケジュールはめりはりがある
というか、学期中勉強量が多い反面、春、夏、冬の休みは非常に長く、勉強と遊びに
これだけ有効に時間が使える状況はもう一生ないとのではと思う位充実しています。
こちらで大学生活を送っていて、日本人としてのハンディといえば、やはり日常生活
で日本の慣習と異なる点が多いことが挙げられますが、生活をはじめてから数ヶ月も
経てば慣れてきて、大きな障害は感じなくなると思います。他にも毎日予習で比較的
大量の英語の教材を読まなければならない等、語学のハンディもなくはありません
が、TOEFL、エッセイ、GMAT等で無事入学できるだけの語学力があれば、あ
とは要領次第で、語学が理由で勉強についていけないということはないという気がし
ます。
イサカはニューヨーク州北部(いわゆる"Upstate New York")に位置する小さな町で
住民の多くがコーネル関係者という典型的な大学町だと思います。マンハッタンから
は車で約4時間半、飛行機で約1時間北西に行ったところにありますが、付近はフィ
ンガーレイクスという湖があり、湖畔はキャンプ場やワイナリーが多く非常に自然に
恵まれたところです(大学の近くでも鹿、あらいぐま、リス等がうろちょろしている
ような所です)。ナイアガラの滝へも車で3時間あれば行けます。
「コーネル大学」
飯沼さん、勉強でお忙しい合間にレポート頂き、ありがとうございました。(YoU)
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